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みなさん、イランカラプテ! こんにちは!

今日は、「北海道 アイヌの家」の母屋(ポロチセ)にて、『カムイノミ』とよばれる儀礼がおこなわれました。
明日から開始予定の修復工事に先立って、工事の安全を願って神様にお祈りを捧げる儀礼です。

そして、この儀礼のためだけに、北海道からアイヌ関係者の方々がお越し下さいました!
 
沙流郡平取町にある「萱野茂二風谷アイヌ資料館」館長の萱野志朗さん、知子さんご夫妻と、
修復工事を担当してくださるアイヌ職人棟梁の尾崎剛さん、直子さんご夫妻が、
アイヌの伝統衣装を身にまとい儀礼を執り行いました。
 


 
囲炉裏に火を入れ、火の神水の神家の神に祈りを捧げたあと、
修復予定の分家や、高倉などに供物を捧げて周ります。
 


 
儀礼の後には、北海道の材料を使った鮭汁とイナキビご飯が振舞われ、見学されたお客様も一緒にいただきました!

あたたかくてと~ってもおいしいお料理は、知子さんと直子さんが今朝から手作りでご用意いただいたもの!
皆さん、おいしそうに召し上がっていました♪
 

 
これで、明日からの修復工事も安全にしっかりと行うことが出来ますね☆☆☆
萱野さんご夫妻、尾崎さんご夫妻、本当にありがとうございます!
そして、儀礼に参加下さった皆様も、どうもありがとうございました!

修復工事が完了したあとには、竣工を祝う「チセノミ」という儀礼を行う予定です。
予定が決まり次第、ホームページなどでお知らせしますので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

そして、本日お越し下さった尾崎さんをはじめとしたアイヌ職人の皆さんによる修復作業を
実際にご見学いただけるのは、1月13日頃からを予定しています。
めったに見られないアイヌの伝統技法をご覧いただけるチャンスです!
アイヌ家屋の修復もぜひぜひご見学にいらして下さいね!

「北海道 アイヌの家」修復については、こちらをご確認下さい。