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みなさん、イランカラプテ! こんにちは!
3月11日より開催している特別展「Ainu~北の大地に生きる民」の見所紹介その⑦ をおとどけします☆

今回は現代をいきるアイヌ人についてご紹介します!!

今まで見所 ①~⑥ ではアイヌのかつての生活(衣、住、食)、信仰などの伝統文化について紹介してきましたが、
それらのすべてが過去のものとして失われたわけではありません。

現代を生きるアイヌ民族の人々は、自らの伝統文化・文化遺産を継承しています。
自分たちの文化に誇りをもち、社会に向けてさまざまな形で発信しています。
また、新たな伝統の創造をめざすために活動している方々が多くいらっしゃいます。

会場では、こうした方々による作品をご紹介しています。
 

 
写真左▲2013年経済産業省の「伝統手芸品」に指定されている二風谷イタ(平たい形状の盆)
写真右▲アイヌ独特の文様が美しく刻まれたタシロ(山刀)
 
 



 
写真左▲マキリとよばれる小刀の鞘や柄にも、アイヌ独特の文様が刻まれています。
写真右▲伝統の刺繍を施したり、アットゥシ織を使ったりなど、伝統と現代が融合した小物の作品群

どの作品からも、アイヌ人としての誇りや想いを感じ取ることができるはず!
同じコーナーでは、作家の皆さんをパネルでもご紹介しています。

同じ日本社会でともに生きるアイヌ民族の姿を知っていただけたら嬉しく思います。

さあ、この「Ainu~北の大地に生きる民」も、展示期間が残すところあと4日となりました。
ぜひこの機会に足を運んで、アイヌの文化を身近に感じてください。
皆さまのご入場を心よりお待ちしております!!

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特別展「Ainu~北の大地に生きる民」
期間:2017年3月11日(土)~6月25日(日)
会場:本館1階 展示室  入場料のみでご覧いただけます。
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