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みなさん、ボンジュール♪
ただいま修復工事中の「西アフリカ カッセーナの家」にて、
今週末より壁画の修復体験イベントが始まりました♪

この週末は、土曜日・日曜日共に、壁画ペイント体験にうってつけの晴天に恵まれました☀
(むしろ暑くて夏が戻ったかのようでした…!)
気温も高く日差しも強い中でしたが、事前に申し込みをいただいた参加者の皆さんは、
どなたも集中して取り組んで下さいました!

今回は、体験の様子を写真で少しご紹介します♪


修復現場の様子

カッセーナの家の壁を塗りなおすのは実に31年ぶり
特徴的な幾何学模様はだいぶ見づらくなっているので、
あらかじめ模様の輪郭にそってマスキングテープを貼り、
その中をしっかりと黒ペンキで塗っていく作業に取り組んでいただきました。


足組にのぼっての作業


皆さん集中力が高い!


足組をくぐって作業

皆さんの成果は、このさき数十年は残り続けるはずです…!
あらためまして、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

この体験イベントは、さらに4日間(22日(土)・23日(日)、29日(土)、30日(日))開催予定です。
日によっては未だ空き枠がございますので、ぜひご応募ください♪

さらに日曜日には、特別企画としてアフリカ研究の専門家をお招きして
カッセーナの家についての特別講義を行いました。
今回は亀井哲也先生によるカッセーナの家の特徴や住まい方について講義いただきました。


レクチャーの様子


暑い中ありがとうございました

次回の特別講義は、30日(日)を予定しています。
京都大学の小林先生にレクチャーをいただく予定です。こちらもぜひお越しください!

修復工事は、11月中旬まで続きます。
完成までもうしばらくお待ちいただきますが、
綺麗に修復された姿を楽しみにしていてくださいね。

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※事前申込制※
【西アフリカ カッセーナの家 壁画復元を体験しよう】
◆期 日 10/22(土)、23(日)、29(土)、30(日)
◆時 間 各日11:00~15:00 (各回30分)
◆対 象 小学3年生~
◆料 金 2,000円/名
◆場 所 西アフリカ カッセーナの家
◆申 込 こちら⇒西アフリカ カッセーナの家壁画復元体験 お申し込みフォーム
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●関連イベント
「カッセーナの家」特別レクチャー


みなさん、ハロー!

ホームページなどのお知らせでもうご存じの方も多いかもしれませんが、
この10月から11月にかけ、野外展示家屋「西アフリカ カッセーナの家」修復いたします!!


在りし日の姿


現在の姿

なんでも、前に修復したのは30年近く前だとか…。
上の画像を見てもわかる通り、長い年月によって特徴的な壁の模様が薄くなってしまっています。

そんな「カッセーナの家」を直すべく、去年の「トリンギットの家」修復の時のように、
みなさまのお力をお借りできればと思います!!


アドレス▶ https://www.youtube.com/watch?v=FkmJ3Bza1uk

ぜひ、お誘いあわせのうえ修復にご参加ください♪

みなさまのご来館をお待ちしております☆彡

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※事前申込制※
【西アフリカ カッセーナの家 壁画復元を体験しよう】
◆期 日 10/15(土)、16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)
◆時 間 各日11:00~15:00 (各回30分)
◆対 象 小学3年生~
◆料 金 2,000円/名
◆場 所 西アフリカ カッセーナの家
◆申 込 こちら⇒西アフリカ カッセーナの家壁画復元体験 お申し込みフォーム
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●関連イベント
【「カッセーナの家」特別レクチャー】


みなさん、サインバイノー!こんにちは!

朝晩はだいぶ涼しくなり、秋の足音が近づいてきました。
美味しいグルメがさらにおいしく感じられ、徐々に色づく自然の中を散歩するのも楽しい季節です。

リトルワールドも秋を楽しむイベントが盛りだくさん☆
ミューズギャラリーで開催しているミニ展示「世界の頭飾り」も、
展示替えをして皆様をお待ちしております♪
リトルワールドのコレクションの中から、今回もユニークで美しい「頭飾り」資料を6点ご紹介しています。
民族それぞれの美的価値観があらわれた品々を、ぜひじっくりご鑑賞ください。


会場の様子


内モンゴル・オルドス地域の頭飾り

園内散策や、謎解きの合間、グルメ堪能の一休みがてら、、、
本館展示室1階のミューズギャラリーにお立ち寄りくださいね。

そして、既に募集が始まっております「カッセーナの家 修復体験イベント」は
一部定員に達した枠が出ておりますが、まだまだ絶賛募集中です!
皆さんと一緒に、壁画を美しく再生していく貴重な機会です。ぜひご参加ください。
ご応募お待ちしております♪
 
詳細はこちら➡ 「カッセーナの家壁画復元に参加しよう」 

それでは、皆様のご来館をお待ちしております!


みなさん、サワディカー!

前回のブログでもお伝えした「なりきり学芸体験」ですが、
先日の8月20日と21日にも開催しました!

前回と同様、本館展示室の中で「動物」にまつわる資料を観察してスケッチし、
思ったこと、感じたことをメモにとっていきます。

スケッチとメモを見返しながら、展示用のキャプションづくり。
「資料のここを見てほしい!」という思いを書き込んでいきます。

展示作業も学芸員がやる方法と全く一緒!
高さや幅など、全体のバランスを見ながらきれいに展示していきました。

学芸員も調査に行けばスケッチとメモをとり、それをもとに研究し、展示を行っています。
みなさまもぜひ、こうしたイベントに限らずにおうちでも、
気になったモノをよく観察し、メモをとり、わかったことを発表してみてくださいね!


作品は前回と同様、1週間ほど展示しておりますので、
サブホールの特設会場でぜひ、ご覧ください♪

みなさまのご来館をお待ちしております☆彡


みなさん、ナマステ!

以前のブログでお知らせした「1日みっちり仏画を描こう」が先日開催されました!
このワークショップではタイトル通り、1日をかけて仏画を、それもチベット仏教に伝わる方法で描いていきました。

まずはチベット仏教の仏画の特徴について、講師の小林先生のレクチャーから始まりました。
先生によればチベット仏教の仏画の描き方は、教典によってすべて決められているそうです。


先生によるレクチャー


当日はネパールで使われていた下絵も見ることが出来ました

レクチャーが終わった後は早速実践!
どこにどんな線を描くかはすべて「比例」で決められているため、その比例を測るための特別な「比例ものさし」を作るところから始まりました。
竹ひごを慎重に削り、目盛りを書き入れたら「比例ものさし」の完成♪ それをつかって下絵を描いていきます。


削りすぎないよう気を付けながら…


ものさしを基の図にあわせながら下絵を描きます


マーカーで主線を描いたら補助線を消していきます

下絵が描けたら今度は彩色です!
本来はなんの色を使うかまで決まっていますが、今回は体験ということで好きな色で塗っていただきました。
そのため、完成した仏画はそれぞれ個性が光る作品に。
みなさんとても上手に描けていました!


彩色中…


みなさんかなり集中していました


とても上手!

参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
今回参加できなかった方も、またいつかの開催をお楽しみに!