exhibition
展示
人から人へ、考えを伝える
本館第3室「言語」
人から人へ、考えを伝える
本館第3室「言語」
ことばの使用によって人類は高度な文化を作り、それを次世代の人に伝えて集積していくことができた。ことばの違いは文化の差を際立たせ、民族集団を区別する目安ともなる。ここでは世界各地の言語を実際に聞いたり、話している様子を見ることができる。
文字以外の伝達手段
私たちは誰かに意思を伝えたいとき、まずことばを使って話をします。
しかし、世界にはことば以外に、太鼓などさまざまな伝達手段があり、そこには相手に分かりやすい表現で伝えようとした人びとの工夫を見ることができます。
音や動作、目印など、人びとが考え出した伝達の手段からは、その民族の生業や生活環境を見ることもできるでしょう。
文化を記録する文字
文字の発明によって、私たちは記録として、いろいろな事柄を残すことができるようになりました。文字が刻み付けられた粘土板や石板、本などから、私たちは遥か昔の生活や、今この場にいない人の考えを知ることができるのです。
人間が作り出した文字の数は、すでに失われたものも含めて約400ほど。文字のバラエティは、世界各地の新聞記事の展示からも知ることができるでしょう。