exhibition
展示
人が集まり、つながり、かかわる
本館第4室「社会」
人が集まり、つながり、かかわる
本館第4室「社会」
人は生まれた瞬間から、その社会とのかかわりの中で生きていかなければならない。誕生、成人、結婚、死など人生の節目を迎えた時、人と社会はどう関係していくのか。ここでは人の一生にそって、社会とのかかわりや習慣を展示している。
生まれ育つ
人生の始まり、出生の段階から民族による違いがみられます。どのような食べ物を与え、どのように寝かし、おもちゃを与えるのでしょうか。
ゆりかごや子どもの衣服、各地の子どもの遊び道具を展示したコーナーなどを見ながら、人が社会の一員として育まれていくことの意味について考えていきます。
大人の世界へ
人が子どもから大人の世界へ移行する際には、多くの社会で成人式が行われます。ある民族では割礼や抜歯などの試練に耐えることで一人前と認められ、民族の伝承や社会の決まりなどが教えられます。
伝統を重んじる儀式には、各民族の文化が今も豊かに息づいています。
結婚
人生の一大イベント・結婚は、男女が結ばれるだけでなく、家族や親族が結びつくものでもあります。
インドやインドネシア、シリアの華やかな婚礼衣装や持参財などが結婚の持つ重大な意味を垣間見せてくれます。
財と権威
人の社会には階層や社会的地位というものがあります。それらは年齢や血筋であったり、財の有無であったりとさまざまです。
多くの場合、身に着けるものによって階層や地位が表現されます。特にリーダーたちは特別な装いをしたり、特別なものを所有することにより、その権威を目に見えるものにします。
死と葬式
人生の終わり、誰もが迎えなければならない「死」。死者を弔う葬式は、人生の最後に行う儀礼といえます。
葬式における習慣は、その社会の死生観や宗教と密接に結びつき、葬礼品も様々な形態をとります。ただ、そこに秘められた人びとの気持ちは、どの社会でも変わらないことでしょう。