exhibition
展示
洗練された機能と美しさ
北アメリカ シャイアンのテント
洗練された機能と美しさ
北アメリカ シャイアンのテント
北アメリカ中央部の大平原でバッファロー(アメリカバイソン)を狩ってくらしたシャイアンのテント
復元年代
20世紀前半
復元方法
移築復元
現地建築年代
1993年
移動生活に適した住居、ティピ
ティピは、3本の構造柱と11本の副柱からなるテント型の住居です。ティピは女性が所有し、組み立てや解体も女性の仕事でした。慣れた人であれば、およそ15分で組み立てることができ、移動生活に非常に適した住まいでした。かつての集落では、こうしたティピが円形に並んでいましたが、現在では日常的には使用されていません。
ティピの独自性:煙抜き幕
ティピの最も特徴的な部分は、頂上部にある煙抜き幕です。内部から風向きに合わせて幕の角度を調節することで、効率的な換気が可能になります。また、雨の日にはこの幕を閉じることができます。この煙抜き幕の仕組みは、世界でも唯一無二のものとされています。
かつてテント地はバッファローの革で作られていましたが、現代ではキャンバス地が使用されています。テント地には、動物や生き物、超自然的な体験や戦果などが呪術師によって描かれていました。