TOP > スタッフブログ > 学芸 > 特別展「Ainu~北の大地に生きる民」展見所紹介②☆☆

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みなさん、イランカラプテ!こんにちは!
3月11日より開催している特別展 「Ainu~北の大地に生きる民」 見所紹介その②をおとどけします☆

特別展会場の入口を入って右手にある大きな展示ケースにご注目!!


☆☆「アットゥシアミプ」☆☆
オヒョウの木(アットゥシ)の内皮から取った繊維を平織りしたアイヌの伝統的な衣服です。
アミプはアイヌ語で「我ら着るもの」という意味です。今回の展示資料の目玉の一つです♪♪

萱野茂氏(アイヌ初の国会議員、アイヌ研究者)の奥様、れい子さんが30年数年前に作ったものです。
二風谷地方に伝わってきた伝統的な手法によって、100年以上前と同じ様式の道具を使用して織ったものなんですよ。

この「二風谷アットゥシ」は経済産業省の「伝統的工芸品 」の指定を受けているんです☆

どのように作るのか??と気になった方は、反対側の展示台をご覧ください♪
アットゥシ作りの工程を、サンプルとともにご紹介しています。
 


 
アットゥシを織るのは女性の仕事で、着物に仕上げるまでには、長い時間と手間がかかります。
この「アットゥシアミプ」は、れい子さんが半年間をかけて織ったと伺っています。
ぜひじっくりご覧くださいね。

そして、アイヌの衣装は、ほかにも2種類を展示しています。
文様がとっても素敵です♪ぜひ近くで見てみてください!
 


木綿衣 「カパリミプ」
礼服として使われることが多いそうです♪


木綿衣 「チカラカラペ」
こちらも礼服として使われていました。
どちらも、刺繍文様が大変うつくしいですよ☆☆☆
  

実物を間近でご覧いただくと、ほかにもいろいろな見所が見つかると思います♪
皆さまのご入場を心よりお待ちしております!

そして、次回の見所情報もお楽しみに☆

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特別展「Ainu~北の大地に生きる民」
期間:2017年3月11日(土)~6月25日(日)
会場:本館1階 展示室  入場料のみでご覧いただけます。
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